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【298】フォルダ2「エイシス」
エックス(アルティメットアーマー・CLOコブンさん作)  ネメシス  - 02/12/29(日) 15:49 -

引用なし
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   なんだかなぁ、とか思ってしまうようなタイトルですが、よろしく。
ここからは、管理人さんの小説を参考にして製作しています。1〜4話までココロジで見てきましたので。失礼かもしれませんが、どうかよろしく。


エイシスの誕生。これをきっかけに、ハンターベース内では一大ブームが巻き起こった。これまでのレプリロイドの恋愛事情が変わり、「子供が産める」ということを認識したため、今まで影を潜めていたレプリロイドカップルが次々と『チャイルド・プロジェクト』に志願してきたのだ。おかげでライフセーバーとダグラスはてんてこ舞い状態。次々と新しいレプリロイドが産声を上げている。

そんな中、別の意味で大変な者たちがいた。今や家族となった、エックスとエイル、そしてエイシスである。

エックス「よーし。これからハンターベース内を案内するぞ。エイシス、ついてこい。」
エイシス「はーい!父さん!」
エイル「私はオペレーター室にいますからね。」

エックス「ここは第8機甲部隊の管轄下にあるエリアだ。」
エイシス「それぞれ場所が違うのね。父さんとあたしはどこの部隊だったっけ?」
エックス「第17精鋭部隊だよ。」
そこへ、誰かが声をかけてきた。バンゴランだ。
バンゴラン「あれ?エックスさん。その娘、誰ですか?」
エイシス「ねぇ、あの人は?」
エックス「あいつはアルミュール・パンゴラン。今のこの部隊の隊長だよ。」
エイシス「ふーん。」
エックス「おーい!バンゴラン!今紹介するからこっちに来てくれー!」
バンゴラン「お、おぉ!」
そして、
エックス「紹介するよ。この娘は、エイシス。俺の娘だ。」
バンゴラン「はいいいいい!!!エックスさんの娘ぇ!!あの、チャイルド・プロジェクトの第1号だという噂の、あの!」
エイシス「あたしを珍しい物扱いされちゃ困るんだけど。」
バンゴラン「え?あ、はい、どうも。よろしく。」
エックス「おいおい。そんなに堅苦しくしなくてもいいよ。こいつはそういうのが苦手みたいだからね。」
バンゴラン「いや、でも・・・・。」
その時!
放送「緊急事態発生!緊急事態発生!ポイント724OPSにてイレギュラー発生!!ハンター・エックスは直ちに出動せよ!」
エックス「えぇ!こんな時に任務か?仕方ない。バンゴラン、エイシスを頼む。」
そういい残して、エックスは走り去ってしまった。
エイシス「父さん!頑張ってねー!」
バンゴラン「えぇ!!そんなぁ!」
そう、バンゴランは女性が苦手。しかも、今目の前にいるのはあのエックスの娘、エイシスだ。うろたえるのも無理はなかった。
エイシス「で、バンゴランさん、案内してくれるよね。」
さわやかな笑顔でエイシスが訪ねてくる。
バンゴラン「うー、わかったよ。案内するから。」
エイシス「わーい!!」

しばらくして、何故か第7空挺部隊の隊長、飛鳥の私室にやってきたバンゴランとエイシス。バンゴランの頭の中では、何とかしてエイシスの相手を押し付けて、自分は逃げようという魂胆らしい。ここまで、いくつかの場所を案内したが、バンゴランはすでに緊張でガチガチに固まってしまっていた。
静かにノック。
飛鳥「はい、どなたであらせられますか?」
バンゴラン「だ、第8機甲部隊隊長アルミュール・パンゴラン。この度、新隊員の見学のため、こちらにやってきた。開けて欲しい。」
横からエイシスが、
エイシス「ねぇ、何でそんなに堅苦しくなってるの?男なんだから、パーっと簡潔に用件言っちゃえばいいのに。」
バンゴラン「それが出来たら苦労しないよ。」
と、ドア越しに声が。
飛鳥「わかりました。どうぞ。」


カコンッ・・・・・・

飛鳥「どうぞこちらへ。」
バンゴラン「(はぁ〜。ここにまた来ることになろうとは。)はい。」
エイシス「はーい!」
飛鳥「あら、随分と元気なお方ですのね。新隊員は。」
エイシス「あたし、第17精鋭部隊に配属となりました、エイシスといいます!よろしく!」
飛鳥「私は第7空挺部隊隊長、飛鳥です。よろしくお願い申し上げます。」
エイシス「うわ、堅苦しいなぁ。」
バンゴラン「おいおい!一応上官なんだぞ!そんなストレートに喋るのはどうかと・・・。」
飛鳥「いえいえ。私もこのような活発な方は嫌いではありませんよ。」
エイシス「わーい!」
飛鳥「で、この方はどういった経歴で17部隊に?」
バンゴラン「えーとだな・・・・。」
かくかくしかじか。
飛鳥「それでは、あなたはあのエックス殿の娘であせられますのですか?」
エイシス「あ、まぁ、そゆこと。」
エイシスは飛鳥の口調に少し冷や汗をかきながらも返事をした。
飛鳥「それで、バンゴラン殿がここに来られたのは、もしかして案内役を変わって欲しいとでも?」
バンゴラン「ギクッ!!」
図星を突かれ、まともに動揺するバンゴラン。と、そこへ、助け舟がきた。
父、エックスからの通信だ。

エックス『こちらエックス。飛鳥、エイシスはいるか?』
飛鳥「はい、こちらに。」
エイシス「あ、わーい!父さん!!お帰り!!」
エックス『やあ、ただいま!エイシス!』

程無くして、エックスも飛鳥の部屋にきた。
エックス「迷惑をかけたね。じゃ、後は任せてくれ。」
バンゴラン「あ、はい。」
飛鳥「はい、了解致しました」

エイシスが去った後の飛鳥の私室。
飛鳥「『チャイルド・プロジェクト』ですか。あなたは参加しないのですか?バンゴラン殿。」
バンゴラン「とは言ってもなぁ、相手がいないんじゃ意味ないぜ。それに、この容姿だ。もてねぇよ。」
飛鳥「では、これならどうですか?」
言って、飛鳥はバンゴランの耳に何かささやいた。
バンゴラン「!!!!!!!」

シミュレータ室。エックスとエイシスがいる。オペレート室にはエイルだ。エックスはブレードアーマー、エイシスは自分仕様のファルコンアーマーを装備していた。
エイル「今から戦闘訓練を始めますよ。準備はいいですね?」
エックス「OKだ。」
エイシス「大丈夫だよ!母さん!!」
エイル「じゃ、いきますよ!」

警告音と共に、マグネ・ヒャクレッガーの姿が現れた。もちろん、シミュレーション用のホログラフ映像だが。
エイシス「それ!エイシスバスター!!」
いきなりエイシスがバスターを発射!!もちろん、そんな弾など、当たるはずも無く、あっけなく避けられる。
エックス「ダメだな。ちゃんと相手を狙わないと。それに、相手の行動を見極めないと、勝つのは難しいぞ。」
エイシス「えへ、ごめーん。」
エックス「さぁ、今度はちゃんと狙うんだぞ!」
エイシス「よーし!いくわよ!」
ホログラフのヒャクレッガーの手裏剣攻撃を軽々と避け、チャージショットを放つエイシス!
数分たって、ヒャクレッガーを倒したエイシス。
エイシス「やったぁ!初戦闘初勝利!」
エイル「これはまだ訓練なんですからね。それを忘れちゃダメですよ!」
エイシス「はーい。」
今度はマンダレーラBBが出てきた。
エイシス「お任せあれ!」
再びチャージショットを撃つエイシス。だが、あっけなく防がれてしまう。
エイシス「げ!」
猛烈なタックルをかけてくるマンダレーラBB!
エイシス「やばい!『エイル・レイヨン』!!」
エイシスの周りに白い光が発せられ、マンダレーラBBのタックルをいとも簡単に止めた。
エックス「まさかその技まで使えるなんてな!それ!」
エックスの放ったチャージセイバーでマンダレーラBBを斬るエックス。
その後も次々とホログラフが出てくる。父と娘は、張り切って殲滅にかかった。

1時間して、全滅。
エイル「お疲れ様。これで終了よ。」
エイシス「ふわぁー。疲れた。」
エックス「そうだな。おーい!エイル!エネルギードリンク頼めるか?」
エイル「OKよ!なるべく早く来てね!」
エイシス「はーい!」

放送「緊急事態発生!緊急事態発生!謎のレプリロイドがハンターベース付近を攻撃中!イレギュラーハンターは直ちに出動せよ!」
エックスたちが休憩に入って数分。いきなりの放送だ。
放送「犯人からの通信が入っています。今から映し出します!」
続いて、外の映像と共に、一人のレプリロイドが映し出された。エックスにとって、頭が痛くなる相手であった。

ダイナモ「どーもー。ハンターの皆さーん。今度もエックスのぼうやと戦いたくって、ここに来ちゃいましたー。つーわけで、エックスはいますかぁー?」

ダイナモであった。何でこんな時に?
エックス「しょうがない。行くか。」
エイシス「待って!」
エックス&エイル「?」
エイシス「あたしが行く!!」
エイル「ちょっと!本気なの?」
エックス「やめろ!あいつはかなりの実力を持ってるんだ!お前じゃまだ勝てない!」
エイシス「勝てるかどうか、やってみなきゃわかんないじゃない!それに、父さんを侮辱したんだから!許さない!」
エックス「・・・・・・」
エイシス「じゃ、行ってくる!」
エイル「あ!エイシス!!」

ダイナモ「あれれ?今度はちっちゃい女の子一人?どういうわけだい?」
エイシス「ちょっと!父さんを侮辱して!あたしがこらしめてやる!覚悟なさい!」
ダイナモ「おいおい。あんた一人で俺にかなうわけないだろ。とっとと帰りな。」
エイシス「うるさい!チャージショット!」
間髪いれず、チャージショットを放つエイシス。
ダイナモ「おおっとぉ!やるじゃん。なら、アースゲイザー!!」
ダイナモが地面を叩く。同時に、何本ものビームが地面から発射される!
エイシス「甘い!『エイル・レイヨン』!!」
アースゲイザーを簡単に防ぐエイシス。これにはダイナモも予測できなかった。
ダイナモ「うっそマジ!何であんたがあのカワイ子ちゃんの技なんか使えるわけ?あんた一体誰よ?」
エイシス「あたしは、エックスとエイルの娘、エイシスよ!喰らえ!チャージウィングスパイラル!!」
エイシスの髪やボディが白くなり、腕から竜巻が現れる!
ダイナモ「うわ!こりゃやばい!じゃーな!」
ダイナモはさっさと退却した。
エイシス「あー!逃げたー!・・・ま、いっか。」

エイシスがあまりダメージを受けずに帰ってきたため、エックス他、一同は目を丸くするばかり。
エックス「す・・・すごいな。エイシスは。」
ダグラス「ここまでの戦闘能力があるなんて。」
シグナス「これはすごい。」
エイシス「???」

夜。そろそろエックスたちも就寝する時間。
カプセルルームに案内されたエイシス。エックスが訪ねる。
エックス「じゃ、どこで寝る?」
エイシスはきっぱりといった。
エイシス「父さんと一緒!」
エックス「・・・・・・・」
エイシス「もちろん、母さんも一緒にね!」
エックス「エイルもか?」

結局、エックスの隣にエイシス、さらに隣にエイル、という感じの組み合わせになった。もちろん、カプセルはそれぞれ1個ずつ。
エックス「やれやれ、今日も大変な日だったな。」
エイル「エイシス、今日、楽しかった?」
エイシス「うん!たくさん戦ったし、他のみんなとも遊べたし!」
エックス「他のみんな?」
エイシス「機甲部隊の人たちとか、空挺部隊の人たちとか。」
エイル「バンゴランさんたちですね。」
エイシス「だから、明日も楽しみ!」
エイル「そう?よかった。」
エイシス「ねぇ、父さん、母さん。」
エックス&エイル「?」
エイシス「あたし、望まれて生まれてきたのよね?」
一拍置いて、
エックス「あぁ。そうだ。お前は、俺とエイルの、大事な娘だからな。」
エイル「そうよ。絶対に手放したりしないわ。」
エイシス「きゃは。ありがと!」

こうして、大変な一日を過ごした一家なのであった。明日から、とんでもない事が起こるとも知らずに・・・・・・。


いかがでしたか?感想ください!
あと、誰か、お絵かき板で、「エイシス」描いてくれないでしょうか?お願いいたします!

いや、俺って絵がてんでダメなもんで・・・・・。
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